Klaus Filip - sinewaves
Leonel Kaplan - trumpet
薄いノイズのような持続音の響きが、心地良さと違和感を行き来する。
ドープなサウンドスケープからは宙に浮いているかのような錯覚を感じさせられる。
トランペットのLeonelはジャズを出自として、フリージャズと前衛音楽を音楽的背景とし、Klausは音声データを正弦波としてプログラムしたサウンドを今作に用いている。
Leonelの自宅で、暑い夜にレコーディングされたというこの作品からは、不思議と静かなサウンドの向こう側にその熱を感じる。